TOPへ
10F
9F
8F
7F
6F
5F
4F
3F
2F
1F
B1F
 
スマイラー告知
 
 
テンポス情報館
 
TENPOS.COM

 

 
5FB
 
5FBテキスト
 
第二回
 
プロフィール

神里隆(かみざと・たかし):

1955年沖縄県南風原生まれ。大学を3日で中退し、1975年から83年まで9年間、米国、中南米を放浪。放浪中に鉄板焼を始めとした飲食業の仕事に出会う。帰国後、91年に八王子で鉄板焼のお好み焼き屋を開業。その後、さまざまな業態の居酒屋、寿司居酒屋などを手がけ、現在はティーケーエスグループで「きちんと」「ナンクルナイサ」「まぐろ人」「凧凧」など約100店舗を展開している。

 

ホッピーミ〜ナ:

本名は石渡美奈(いしわたり・みな)。ホッピービバレッジの取締役副社長にして、空飛ぶ看板娘。1990年に立教大学卒業後、大手食品メーカーに入社。93年に退社後、広告代理店でのアルバイトを経て、祖父が創業したホッピービバレッジに入社。広報宣伝を担当し、ブログが人気を博すなど、ホッピーブームに貢献している。

 
本文を読む

 

写真1
 
写真2
 
写真3
 
写真4
 
写真5
 

ミ〜ナ:

お邪魔しま〜す! 日本の飲食業を支える元気なオヤジさんを訪ねて、ためになる「一喝!」をもらおうという連載企画も第2回。今回は、銀座にオープンしたばかりのティーケーエスグループの複合店舗にお邪魔しました。グループ会長の神里隆オヤジさんは、マスコミの取材に一切出ないことで有名です。今日は、無理にお願いしちゃいました。


神里:

私はお客さんは大好きだけど、同業者に会ったりするのは苦手なんだな。だから、普段は取材、一切受けないんですよ。だけど、ミーナさんの大ファンだから、そのミーナさんに頼まれたら仕方ないよね。


ミ〜ナ:

ありがとうございます! 会長は私が日頃から、目標にさせていただいている経営者の1人なんですが、特に感心するのが、スタッフの方々との付き合い方ですね。会長、あのハイタッチは、なぜやるんですか?


神里:

女性とはハイタッチ、男性とは握手ね。あれは創業以来、全員でやってる挨拶です。何で女性はハイタッチかというと、女性の手を握るのは旦那さんか恋人だけだから。もう諦めている女性には、握手でも良いんだけどね(笑)。


ミ〜ナ:

私はまだ、諦めきれていません。ハイタッチにしておいてくださいませ(笑)。会長とは「繁盛店勉強会」と称して、飲み歩き、食べ歩きもご一緒させていただいています。これがまた、勉強になるんですよ。


神里:

仕事の話は、しないけどね(笑)。私は以前から、従業員を連れて、いろんなお店に行っていますが、お店に行くと、厨房の中に平気で入っていくんですよ。「ご苦労さん!」とか言ってね。


ミ〜ナ:

私、それを拝見したことがあります! 本当に自然な感じで、すたすたと入っていくんですよね。


神里:

まあ私は現場の人間なので、厨房をひと目見ると、いろんなことがわかる。その私の様子を見ていた従業員が驚いて、「ここも社長の店なんですか?」と聞くんです。いいや、全然関係ないよと(笑)。だって、国に入る時にはパスポートが要るけれども、厨房に入るのに、パスポートは要らないでしょう?


ミ〜ナ:

アハハハハハ(笑)。会長は、若い頃、長いこと海外を放浪されていたんでしたよね。


神里:

沖縄の大学に入ったんだけれども、3日でやめて海外に行っちゃった。米国や中南米を9年間、放浪しました。


ミ〜ナ:

何か目標とかがあって?


神里:

何もない(笑)。何かから逃げて、楽をしたかったのよ。その放浪の途中で出会った、楽できる仕事が飲食業。だって、遊びでやれますからね。私の店作りのテーマは、すべて遊びなんです。


ミ〜ナ:

この複合ビルも、6軒の業態の違ったお店が入っていて、食のアミューズメントパークですよね。琉球薩摩料理も、和食も串揚も、イタリアンバルまである。いろいろな階に行って、いろいろ楽しめて。


神里:

従業員だって、楽しいと思いますよ。私がうちの従業員によく言うのは、お客さんを楽しませるよりも、まずあなたたちが楽しめ、ということです。あなたたちが楽しければ、あなたたちが鏡になって、お客さんも楽しめる。従業員が楽しくなくて、お客さんが楽しいわけがない。


ミ〜ナ:

確かにそうですね。スタッフが鏡になるって、名言だなあ。


神里:

ハイタッチも、実はそのためなんです。鏡を磨いているんですよ。私は、現場の最前線でサービスする従業員の中に、お店の利益が落ちているんだと思う。だって、彼らのサービス1つで、お客さんはもう1杯オーダーするんですから。鏡が曇らず、生き生きするためにも、新しい、楽しめる店を作っていかなければなりません。従業員には、お客さんがビックリするようなメニューやサービスを考えなさいと、いつも言っています。


ミ〜ナ:

そこを考えるのが、会長にとっては、遊びなんですよね。ティーケーエスのスタッフは、誰に聞いても、会長が大好きで、会長と一緒に仕事をするのが楽しいと言いますが、今日は、その理由がわかったような気がします。


神里:

この2階の店は、凧を2つ書いて、ハタハタと読ませます。いまのティケーエスグループの一番メインになっている和風居酒屋です。この店名は、どこまでも飛んでいく馬鹿どもの集まりといった意味なんですよ。タコって、ふざけて軽く、馬鹿みたいな意味で使うじゃないですか。そのタコが集まって、みんなで飛んで行け〜という意味で、凧凧(ハタハタ)。遊びの店名なんです(笑)。


ミ〜ナ:

凧凧では、ホッピーも、ずいぶん売っていただいていますね。


神里:

とにかく気楽で、わいわいにぎやかな店ですからね。そういう雰囲気に、ホッピーがよく似合うんだと思いますよ。

 
バックナンバー
第1回: 

「話題の店に行ったら、アラさがしはダメ!自分の店の参考になる、良いところだけをつかんでこい!」〜駒八 八百坂仁オヤジさん〜

第2回: 「お客さんを楽しませるよりも、まずはあなたたちが楽しめ!あなたたちが鏡になって、お客さんも楽しめる!」〜ティーケーエスグループ 神里隆オヤジさん〜

第3回:

「繁盛の秘訣はネーミング!よい発想は、真似(パロディ)や組み合わせから生まれる!」〜世界の山ちゃん 山本重雄オヤジさん〜

第4回: 「一番大事なのは筋を通すってことさ。結果的に儲けに走っちゃダメだってことだよ。」〜埼玉屋 小熊秀雄オヤジさん〜
第5回: 「ビールに氷を入れて飲みますか? それと同じで、せっかくおいしい飲み物を、薄めてどうするんだってことですよ。」〜尻臼 鈴木敏雄オヤジさん〜