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G級グルメ
 
うつぼ
 
第一回
 
イソギンチャクの下ごしらえ。
 
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写真1
下ごしらえをしたイソギンチャク。まだ生臭い・・・
 
写真2
食べ易い大きさにカット・・・

 

 ワケノシンノス食べてみんしゃい、うまかとよ!って、何いってんだか意味不明。わけのしんのす?そりゃ、どういう意味だ?九州人に訳してもらうと、若いモンの尻の穴のことらしい。ということで、今回のグロテスク&ゴージャスなG級食材は、有明海からワケノシンノスこと「イソギンチャク」ゴージャスかどうかはさておき、グロテスク度は一級品。さらに、箸休めにはメカジャこと「ミドリシャミセンガイ」丸さん、ホントに喰えんのコレ!?

 

 編集部員のささやかな楽しみとなりつつあるのが、このコーナーの取材を兼ねた試食&飲み会。しかしながら、イソギンチャクと聞いてか、今回は集まりが悪い。まったく、ゲンキンなやつらだ!と、文句を言いつつ食材をチェック「これまだ生きてますよ」と丸さん、そう、「産地直送の活イソギンチャク」なのだが、「美味そうですね〜」とは正直なところいえない。確かに尻の穴に似た不気味な球体にしか見えないんですもの...

 

 この尻の穴、もといイソギンチャクは福岡は有明海を望む柳川産。地元では郷土料理として食されているらしい。本誌プロデューサーであるT氏は確か福岡出身、後で食したことがあるか聞いてみよう。さておき、調理がスタート!手際よくイソギンチャクをさばく丸さん「生でもいけますよ」とはいうものの、活イソギンチャクの刺身なる物に手を出すチャレンジャーはいない。磯の香りというよりも、京浜運河の香りがする。そもそも、基本的にはヘドロの中に生息している生き物らしい。

 

 さてさて、このイソギンチャクの調理法だが、一般的かどうかは別にして、天ぷらや唐揚げ、味噌煮あたりがイケるらしい。そこで今回は、市販のから揚げ粉を使った簡単レシピの唐揚げと、丸さん特製の味噌煮で試食だ。さばいたイソギンチャクは、何やら内蔵というかのか、はらわたむき出しで牡蠣を連想して頂ければそれに近い感じ。磯の香りなのか、京浜運河の匂いなのかは、とにかくとして、どう見てもグロテスク。調理課程は、あまり見ない方がよいかも。そんなこんなでまずはから揚げが揚がる。「う〜ん、なにやら普通に美味しそう!?」揚げたてのイソギンチャクを勇気を出して口に運ぶと一同「美味い!」京浜運河の匂いが見事に磯の香りに変わり、コリっとした砂肝とまったりとしたレバを組み合わせたような独特の食感で、とてもイソギンチャクとは思えない。ビールや日本酒のつまみには最高である。続いて味噌煮、ごぼうをあしらった味噌煮は見かけこそ、美しいとは言えないが、これまた絶品!酒の肴としてはもちろんのこと、白いごはんが欲しくなる。フランスパンを添えて食してみるとこれが意外や意外、妙に合うのだ。イソギンチャクと聞かされなければフレンチ?といっても解らない。さすがは丸さん今回も期待以上?の仕上がりだ。

 

今回はもう一品、有明海でしか獲れないというメカジャことミドリシャミセンガイ。貝とは見かけだけで、触手動物腕足類の仲間とされ、厳密には貝の仲間ではないらしい。なんでも古代から生息しているのだとか。浜茹でにして食べてみると独特の食感が楽しめる、また、豆モヤシのようにニョロっとでた触手の部分も味はないが食べれる。イソギンチャクをメインディッシュにメガジャで酒を飲む。こんなことしているの我々だけではなかろうか?

 

 宴は盛り上り、なんだかんだで1kgあったイソギンチャクとメカジャを完食、食べた後はメカジャの貝の部分をネイルアートとして活用も出来る。って、するやつはいないか?G級グルメは味だけでなく話題としてもネタは尽きない。楽しみながらワイワイと盛り上がる。これがG級グルメの真骨頂。そろそろG級グルメの店でもプロデュースしますか、ね〜丸さん!

 
レシピ
 
ウツボ鍋
写真6

1、ザル等で水気を切る
2、ボウルに移し塩を加え良くモミ、汚れを取る

 

 
ウツボ干物

写真7 下拵えした、イソギンチャクを開き茹でる、ざるに空け、水気を切る。別鍋に水、味醂、味噌を加え沸騰させる。沸騰したら、イソギンチャクを加え焦げない様に煮込む。

 
からあげイソギンチャクをさばき、よく洗う。水気をしっかり切った後は、市販のから揚げ粉にまぶして180度の油でカラッと揚げる。下味などは不要。イソギンチャクさえ手に入れば、ご家庭でもとっても簡単、美味しく出来上がります。
 
みどりしゃみせんがい鍋に水を張り、殻ごとミドリシャミセンガイを入れる。そのまま火にかけ、沸騰してから5分でできあがり。
 

 今回の取材はお盆休みも控えているので、早めに済まそうと気合を入れ食材調達に乗り出しましたが、生憎の天気(九州地方の大雨で出漁出来ず、また、潮の関係で8月に入ってしまいました。)ヤキモキしながら、待つ事半月、待ちぼうけでした。最悪の事態を想定し他の食材に切り替え様かとも考えていましたが、無事済ませる事が出来ました。ホッ!

 余談ですが、地元では、『鯛釣り』の餌にも使います。諺に『海老で鯛を釣る』と言うように、鯛もうまい物は知っている様です(本当は解りませんが)意外とエスカルゴ的な調理法もイケると思います(ナイショです)地元では正式名称は使わず、通称『ワケ』で通ります。

 

食材協力:柳川在住、怪しい漁師

問い合わせ
飲食店開業&飲食店経営の総合支援

株式会社ファンフードプランニング

:FUN FOOD PLANNING 中丸さん宛
:E-mail nakamaru@funfood.co.jp

:Web http://www.funfood.co.jp/

飲食店開業&飲食店経営の総合業務支援ファンフードプランニング

 
バックナンバー
第1回:

ウツボ編

第2回:

フジツボ編

第3回: イソギンチャク編
第4回: チョウザメ編
 

 

 
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